大石暁座
藷苗をしつゝ富士のやさしけれ
« 2006年06月18日 - 2006年06月24日 | メインページへ | 2006年07月02日 - 2006年07月08日 »
藷苗をしつゝ富士のやさしけれ
かりがねやそよろと立ちて近江富士
富士暮るゝ迄夕汐を浴びにけり
神棚に代へて初富士拝むなり
富士の下一八の咲ける小家かな
「山梨県立日川高校 校歌」
○天地の正気甲南に
籠りて聖き富士が根を
高き理想を仰ぐとき
吾等が胸に希望あり
※4番あるうちの1番
※作詞大須賀乙字/作曲岡野貞一
富士見せてしめし障子や冬の蝿
富士かけて梅雨明け雲の深さかな
初富士に木花之開耶姫に礼
初富士の自負に陰翳ありにけり
勁さうな虻を引き寄せ富士薊
初御空富岳まさしく三保にあり
初富士の赤富士なりしめでたさよ
五月富士甍の空にかくれなし
筆初め土牛の富士を仰ぎけり
※この方の情報を教えてください!
雪冠の富士の徹頭徹尾なり
冬富士や握りつぶせし紙コツプ
陸の富士海の富士見て年新た
風凪ぎて富士の新雪輝かす
湯の窓に富士の全き避寒かな
これやこの富士の裾野のをとこへし
黍ほして富士の裾野の貧しき村
朝の間は横雲を置きて五月富士
秋蚊帳の干さるるみどり天に富士
白露やまみえし富士のおん姿