富士山−言葉で描かれた「富士山」

すみの山の　ひかしなるらし富士の雪

※上記は、「前田慶次道中日記」から

日時: 2007年01月05日 | この内容のURL

在陣をするがのふじの山よりも　たかねにかうは馬のまめかな

※秀吉の右筆、大村由己が読んだ歌といわれる。

日時: 2007年01月03日 | この内容のURL

土肥の海漕出てゝ見れは白雲を天に懸けたり不二の高根は

富士が根はさはるものなし久方の天（あめ）ゆ傾きて海に至るまで

「諏訪湖畔冬の生活」
富士火山脈が信濃に入つて、八ヶ岳となり、蓼科山（たてしなやま）となり、霧ヶ峰となり、その末端が大小の丘陵となつて諏訪湖へ落ちる。その傾斜の最も低い所に私の村落がある。傾斜地であるから、家々石垣を築き、僅かに地を平（な）らして宅地とする。最高所の家は丘陵の上にあり、最底所の家は湖水に沿ひ、其の間の勾配に、百戸足らずの民家が散在してゐるのである。家は茅葺か板葺である。日用品小売店が今年まで二戸あつたが、最近三戸に殖えた。その他は皆純粋の農家である。

日時: 2007年01月01日 | この内容のURL