井口丑二
「日本語源」
例へば富士山の『フジ』は埃乃の『火の山』といふのであるが、其は純粹日本語であつてクジフルダケ、即ち奇岳、火山のことであることがわかる。出雲も埃乃語を借るに及ばす出雲の字を正字として、即ち『イヅクモ』の約と見て何の不足もなく、差支もない。
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「日本語源」
例へば富士山の『フジ』は埃乃の『火の山』といふのであるが、其は純粹日本語であつてクジフルダケ、即ち奇岳、火山のことであることがわかる。出雲も埃乃語を借るに及ばす出雲の字を正字として、即ち『イヅクモ』の約と見て何の不足もなく、差支もない。
「にっぽんや」より
○オリンピック 近日入荷
フジヤマ 見切
「新・鉄道唱歌」より
○はるかにみえし富士の嶺は
はや我そばを遠ざかる
心もはやるバカンスの
時速は二百有余粁
「山梨県富士吉田市立下吉田第一小学校 校歌」
○気高き富士の白雪を
朝夕仰ぐわれわれは
愛と正義を忘れずに
日々新しき教え受け
明るく強く生いたたん
ああ 下吉田小学校
※作詞刑部たけ美/補作中村星湖/作曲尾高尚忠
※3番あるうちの1番
「山梨県富士吉田市立下吉田第二小学校 校歌」
○緑が丘の 朝風に
希望明るく あおぎ見る
気高き富士のすがたこそ
わたくしたちの 心です
※作詞刑部たけみ/作曲小山章三
※3番あるうちの1番
「大東亜戦争 少国民詩集」から「浅間丸」より
かがやく南の嵐、秀麗の富士、ああ、恰度いま、朝日が、そのまつしろな肩にさし当つた。見よ、あの豊旗雲の上に夏なほとけぬ堅雪が白皚々としてゐるのを。
浅間丸、浅間丸、万歳。
「小学唱歌集」より「第二十七 富士山(ふじのやま)」
○ふもとに雲ぞ。かゝりける。
高嶺にゆきぞ。つもりたる。
はだへは雪。ころもはくも。
そのゆきくもを。よそひたる。
ふじてふやまの。見わたしに。
しくものもなし。にるもなし。
○外國人も。あふぐなり。
わがくに人も。ほこるなり。
照る日のかげ。そらゆくつき。
つきひとともに。かがやきて。
富士てふ山の。みわたしに。
しくものもなし。にるもなし。
※加藤巌夫作詞/原曲はハイドン作曲
ものゝふに川越問ふや富士まうで
※「續猿蓑」より