古屋眞一
「山梨学院校歌」
○舞鶴城の夢はるか
芙蓉の峰を仰ぎみて
ここ山梨の故郷に
若人の学ぶ塔やあり
※3番あるうちの1番
※作詞古屋眞一/作曲坂口五郎
「山梨学院校歌」
○舞鶴城の夢はるか
芙蓉の峰を仰ぎみて
ここ山梨の故郷に
若人の学ぶ塔やあり
※3番あるうちの1番
※作詞古屋眞一/作曲坂口五郎
「長野県立諏訪実業高等学校 校歌」
○朝な夕なに 仰ぎみる
芙蓉の峰は 永久に
湖畔に青き 科の木を
象徴となせる 吾が心
日々に励みて 進まなむ
※3番あるうちの2番
※作詞藤森朋夫/作曲信時潔
「静岡市立商業高等学校 校歌」
○目をあげよ 心をただせ
富士の嶺 われに対せり
胸ふかく われは吸う 富士の霊気を
ああ 澄みとおる わが学舎
鳴れ 旗風
起これ 歌声
わが母校 静岡市商
静岡市立商業高等学校
※3番のうち1番
※作詞古田拡/作曲有賀正助
「横浜市立富士見台小学校 校歌」
○虹が立つ
富士の嶺かけて虹が立つ
世界に放つわたしらの
平和の鳩の羽ばたきに
天地をつなぐ虹が立つ
ここは横浜
わが富士見台小学校
○旗が鳴る
自主創造の旗が鳴る
空はてもなく澄み渡り
富士の白雪さわやかに
わが学舎の旗が鳴る
ここは横浜
わが富士見台小学校
※3番のうちの2・3番
※作詞古田拡/作曲有賀正助
「愛國の花」
○眞白き富士の 氣高さを
こころの強い 楯として
御國につくす 女(おみな)等は
輝く御世の 山ざくら
地に咲き匂ふ 國の花
※福田正夫作詞/古關裕而作曲
※4番あるうちの1番
垢離とりて洗い流せば身も清し心も清し富士の御手洗
荒沢の不動の滝を祈りせよにこり禊の身をぞ清むる
心中の真の道に叶わねば日夜月光わが名心月
月も日も富士は一仏一躰に皆三国を照らす御鏡
鳴沢の不動の縄に縛られて悪魔は直に立ちすくみける
※丸岩講「不二山大行御中道傅書」より
※冨士玉産の作か確認要
「富士山頂気象観測の歌」
○一万二千尺雲の上
うき世の風のいづこ吹く
千古の雪の禊して
絶えざる観測(ミトリ)にいそしむは
気象の二字に打込める
霊峰富士の観測者
○氷の頂風寒く
アイゼン固くいでたてば
弥生の空に月残り
黄沙に煙る十三州
栄華の巷は遠く消え
いま駘蕩の春の夢
○雲縹渺の海となり
下界は雨に濡るヽらむ
陽光ひとり燦(?)として
氷の殿堂(ウテナ)は雫する
噴火口壁に聲ありて
夏のきざしを告ぐるなり
○暗雲低く掠めつヽ
矢羽根は南に転じたり
気圧の降下加速する
時こそ来れ台風ぞ
雨よ降れ降れ石も飛べ
我等が力を試しみむ
○秋玲瓏の朝ぼらけ
紫紺の山脈(ヤマナミ)空を截り
炊ぎの煙は地に靡く
御稜威(ミイツ)洽き天が下
遮る雲も影ひそめ
太平洋上波もなし
○電池も凍り眉凍る
エンジン重く息弾む
通信任務重ければ
夜を徹しても始動せむ
互に励まし手入れせば
注ぐ重油も凍りたり
○樹氷の花よ天よ地よ
この壮麗の頂よ
危難を越えて観測(ミトリ)せし
艱苦はこヽに酬いられ
あヽ雲表の別天地
自然は秘庫を啓示せり
○命を賭けし観測(ミトリ)こそ
吾が欣びの使命なり
永久(トワ)に伝うる記録こそ
吾が欣びの貢献(ミツギ)なり
いでや科学の矛とりて
御国の光をいやまさむ
いでや科学の盾とらむ
護れ浅間この使命
ことによく富士の晴れし日参賀の日
初富士にふるさとの山なべて侍す
初雪の富士仰ぎつつ出勤す
初富士の今し天地をつなぎけり
夕富士を仰ぎて吾が身露けしや
高曇して晩秋の富岳あり
黒富士を借景とするわが庭に
小さきかまきりの生れて身構ふ
山荘の刈り残されし富士薊
あと戻りせざる五月の富士に逢ふ
富士見ゆる窓を今年の恵方かな
※早稲田文学明治29年(1896)に収録
冬靄に赤富士こもるスズキ舟
大山の南に不二や渡り鳥
赤富士も見せたし紺の夕富士も
立つ鷺にあらはれており五月富士
大富士の雪解の水に田を植うる
まづ拝む窓の遠富士初稽古
初富士の暮るゝに間あり街灯る
赤富士に滴る軒の露雫
大富士の夕かげ持ちぬ蕗の薹
正面の富士に対する浴衣かな
南部富士一日まぶし赤とんぼ
雨雲にかくるゝ富士や南瓜蒔く
しばらくは雪煙りあげ夜の富士
たっぷりと柿にいろのる夜明け冨士
初富士の茜に染まる雪煙
伊賀富士の親しき春田打ちにけり
芒野の奥に伊賀冨士鎮座せり
「東遊雑記」
予、山水の癖ありて諸国を巡り、予の見る所の勝景を以て考え見るに、山においては富士を越ゆるものなく、景において松島にまさるものなし
雪残る利尻の富士や涛洗う
利尻富士大きく見えて冬に入る
夏の富士ただ黒くして巨いなる
登山馬富士の夕霧まとひ来る
元旦の富士みて川の流れみて
雪けむりあげ烈風の涅槃富士
「正気歌」より
天地正大気 粋然鍾神州
秀為不二嶽 巍々聳千秋
注為大瀛水 洋々環八洲
発為万朶桜、衆芳難与儔
※天地正大の気、粋然神州に鍾る。秀でては不二の嶽となり、巍々千秋に聳ゆ。注いでは大瀛の水となり、洋々八洲を環る。発いては万朶の桜となり、衆芳与に儔し難し。
ふじのねにめなれし雪のつもりきて
おのれ時しるうきしまがはら
あまのはらふじのしば山しばらくも
けぶりたえせず雪もけなくに
今ぞおもふいかなる月日ふじのねの
峯にけぶりのたちはじめけん
ほととぎすなくやさ月もまだしらぬ
雪はふじのねいつとわくらん
影富士となる雲海の晩夏光
山里の一本のみの富士桜
「白雪の唄」
○富士の白雪朝日に映えて
男どうしでくむ酒に
明日の明るい夢がある
山は富士なら酒は白雪
○酒に生れて四百年を
味にひとすじ生きてきた
男命の心意気
山は富士なら酒は白雪
○月の光のさしこむ窓に
花のさかずき松の陰
こよいあふれる幸福は
山は富士なら酒は白雪
藤吉正孝作詞/土田啓四郎作曲/井沢八郎唄
※「山は富士、酒は白雪」の小西酒造のテーマソング
「草山和歌集」
便りあらば清見がせきも富士の嶺もかくながめきと人につげこせ
※深草元政について
富士のけふ力を抜きて田螺和
初富士や光顔巍巍を拝まるる
※本名「為五郎」
「Aim High」より
○見てな 富士のふもとから
Risin' sun すべて真っ赤に 燃やすくらいにさ
外人さんも 吹っ飛ぶ パニックさ
いざ 戦の煙だ Burnin' sun
※降谷健志作詞作曲/Dragon Ash唄