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2007年05月05日

大岡信

「産卵せよ富士」より
さへぎるものない
火の矢となって
富士の子宮を灼きにくる
かの太陽の精子の流れよ
プロメテウスは立ち去ったが
役の行者は今も健在
夜ごと夜ごと彼は走る
猿(ましら)のごとく 飛ぶごとく
馬の背」の 「剣ケ峯」の
深さ二百メートルの火口壁で
行者は叫ぶ 鷲と風を

2007年05月04日

大平芳江

初富士や一都二県の隔たりに

2007年05月03日

小島政吉

「堀越高等学校 校歌」
○紫匂う武蔵の広野
 富士の高嶺は軒端に近く
 野川の音は枕に通う
 あゝうるわし我が中野

※3番あるうちの1番
※作詞小島政吉/作曲島崎赤太郎

2007年05月02日

井内佳代子

赤富士や一日一日を恙無く

2007年05月01日

道歌

「堪忍の」より
堪忍は 駿河第一 富士の山 三国一の 徳となるらん


「事足れば」より
千両箱 富士の山ほど積んだとて 冥土の土産に なりはすまいぞ


「憂きことは」より
聞きしより 思いしよりも 見しよりも のぼりて高き 山は富士が嶺

2007年04月30日

清崎敏郎

一天の一劃にして雪解富士

2007年04月29日

福田正夫

「愛國の花」
眞白き富士の 氣高さを
 こころの強い 楯として
 御國につくす 女(おみな)等は
 輝く御世の 山ざくら
 地に咲き匂ふ 國の花

※福田正夫作詞/古關裕而作曲
※4番あるうちの1番