大岡信
「産卵せよ富士」より
さへぎるものない
火の矢となって
富士の子宮を灼きにくる
かの太陽の精子の流れよ
プロメテウスは立ち去ったが
役の行者は今も健在
夜ごと夜ごと彼は走る
猿(ましら)のごとく 飛ぶごとく
「馬の背」の 「剣ケ峯」の
深さ二百メートルの火口壁で
行者は叫ぶ 鷲と風を
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「産卵せよ富士」より
さへぎるものない
火の矢となって
富士の子宮を灼きにくる
かの太陽の精子の流れよ
プロメテウスは立ち去ったが
役の行者は今も健在
夜ごと夜ごと彼は走る
猿(ましら)のごとく 飛ぶごとく
「馬の背」の 「剣ケ峯」の
深さ二百メートルの火口壁で
行者は叫ぶ 鷲と風を
初富士や一都二県の隔たりに
「堀越高等学校 校歌」
○紫匂う武蔵の広野
富士の高嶺は軒端に近く
野川の音は枕に通う
あゝうるわし我が中野
※3番あるうちの1番
※作詞小島政吉/作曲島崎赤太郎
赤富士や一日一日を恙無く
「堪忍の」より
堪忍は 駿河第一 富士の山 三国一の 徳となるらん
「事足れば」より
千両箱 富士の山ほど積んだとて 冥土の土産に なりはすまいぞ
「憂きことは」より
聞きしより 思いしよりも 見しよりも のぼりて高き 山は富士が嶺
一天の一劃にして雪解富士
「愛國の花」
○眞白き富士の 氣高さを
こころの強い 楯として
御國につくす 女(おみな)等は
輝く御世の 山ざくら
地に咲き匂ふ 國の花
※福田正夫作詞/古關裕而作曲
※4番あるうちの1番