升本栄子
明けて行く赤富士に声あげにけり
« 2007年04月29日 - 2007年05月05日 | メインページへ | 2007年05月13日 - 2007年05月19日 »
明けて行く赤富士に声あげにけり
やゝ疲れて電車通りを離るれば白き富士見ゆ友の手をとる
雲一ひらひねもす富士を去らざりし夕ぐれ海に風出でにけり
冬の日のけぶれるなかにしづまりてはるかに富士の山脈(やまなみ)を見る
富士見えぬ相模の山も見えそめぬほのぼの夏の夜は明けにけり
菜の花を散らして海へゆく風に吹かれて遠く富士のかすめる
「静岡県立静岡高等学校 讃歌(新「静高の歌」)」
○今それぞれの 太陽が
遥かに解き放つ 千の光
空を駆け 富士を越え
萌える瞳は
真っ直に 照らし出す
立ち向かうべきを
静高 静高 静高 輝き熱く 限りなく
静高 静高 静高 真の勇気に 奮い立て
※2番あるうちの1番
※作詞長嶋勲/作曲川辺真
「御岳より乗鞍まで」
前日の我々の困苦は次の日の日出の光景を以て十二分に償はれたのである。余は廔々日本の緒の山(勿論富士を含む)で「ご来光」を見たが乗鞍の絶景に比すべきものはない。萬籟寂として声なく、眼下は白雲層々として大海原の観を呈し東方の一角太陽未だ浮ばずして僅に金色を漂はし、北方には笠、立山、槍、穂高の諸岳が一群の黒き島となって現はれ、東の方には南アルプス、駒、北又は間、塩見、東、荒川、赤石、聖等、余の曽遊の山々が其雄姿を浮かべ、富士は群峯の後ろからこちらを覗いて居る。
※「山岳」第二十二年第三号(昭和3年)より
※大正10年に富士登山
赤富士の幸先のよし明の春
「東京電機大学 校歌」
○日輪は 天にかがやき
白雲は 富士に沸きたつ
朋がらよ 眉あげよ
大いなる 歴史のなかで
われら新しい 真理を創る
東京電大 われらが母校
ああ讃えん哉
その伝統
※作詞 草野 心平/作曲平岡照章
※2番あるうちの2番。
「富士山 作品第参」
劫初からの。
何億のひるや黒い夜。
大きな時間のガランドウに重たく坐る大肉体。
ああ自分は。
幾度も幾度もの対陣から。
ささやかながら小さな歌を歌ってきた。
しかもその讃嘆の遙かとほくに。
遥かとほくに。
ギーンたる。
不尽(ふじん)の肉体。
�劼靴で鬚ぢ臉鎖澄�
「富士山 作品第肆」より
少女たちはうまごやしの花を摘んでは巧みな手さばきで花環を作る。それをなはにして縄跳びをする。花環が円を描くとそのなかに富士がはひる。その度に富士は近づき。とほくに坐る。
「静岡県立静岡高等学校 逍遥歌」
○芙蓉のかげを 水にくむ
知識の泉 学園に
三年の春は 快よく
我等が夢を 通わしむ
※4番あるうちの1番
※作詞作曲/鈴木守郎