男性滑落、骨折
山日:2006年04月27日
・ 26日13時半ごろ、登頂後、8合目(標高3020m)付近で滑落。
・ 甲府市の会社役員男性(47)が単独下山中に。
・ 左足首を骨折。119番→県警ヘリ「はやて」が救助、病院へ。
・ 登山開始は同日6時半ごろ。
・ 風で飛ばされたゴーグルを拾おうとして、バランスを崩した模様。
・ アイゼンなど冬山装備は着装していた。
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山日:2006年04月27日
・ 26日13時半ごろ、登頂後、8合目(標高3020m)付近で滑落。
・ 甲府市の会社役員男性(47)が単独下山中に。
・ 左足首を骨折。119番→県警ヘリ「はやて」が救助、病院へ。
・ 登山開始は同日6時半ごろ。
・ 風で飛ばされたゴーグルを拾おうとして、バランスを崩した模様。
・ アイゼンなど冬山装備は着装していた。
秋夕焼不二の黒さを残しけり
※この方の情報を教えて下さい!
臘梅や不二にも重き空の青
蕎麦刈つて富士は根雪となりにけり
墨色の富士へ短かき男郎花
艸木瓜や山火事ちかく富士とほし
欅落葉野末は富士の白くして
「オリンピック東京大會賛歌」
○オリンポス遠きギリシャの
いにしえの神々の火は
海を超え荒野をよぎり
はるばると渡り来て
今ここに燃えにぞ燃ゆる
青春の命のかぎり
若人ら力つくして
この國の世界の祭
喜ばん富士も筑波も
はためきて五輪の旗や
へんぽんとひるがえる
日本の秋さわやかに
※4番まである
夕富士に寒雲こぞる別れかな
新雪の富士の肩荒きへら使ひ
春雪の富士遠からず近からず
秋空に富士の孤高の犯されず
雲の上行く二日目や富士詣
※この方の情報を教えて下さい!
寒声や柱のごとき富士応ふ
窓に富士得たる勤労感謝の日
「信長公記」
富士の根かた、かみのが原、井出野にて、御小姓衆、何れもみだりに御馬をせめさせられ、御くるひなされ、富士山御覧じ候処
※太田牛一について
野の末に小き富士の小春かな
出羽富士の明るき日なり鮭のぼる
静岡社会:2006年4月23日
・ 千葉県木更津市に住む32歳の公務員の男性。
・ 22日早朝に「富士山の写真を撮りにいく」といって自宅を出たが、夜になっても帰宅せず。
・ 携帯電話でも応答なし。
・ 男性の車は御殿場口で発見。
読売静岡:24日
・ 自衛官男性(32)
・ 23日御殿場署に妻(38)から連絡。
・ 同日朝から署員ら25人と県警ヘリで捜索。
・ 御殿場市中畑の5合目太郎坊付近の登山口駐車場で、男性の軽乗用車を発見。
・ ジャンバーとリュックの軽装備。
・ 24日も午前5時から40人体制で捜索予定。
毎日静岡:24日
・ 23日未明に自衛官宮木伸二氏の妻から届出。
・ 「22日に富士山に写真を撮りに行った夫が夜になっても戻らず携帯も通じない」
・ 身長164センチ、体重64キロ、角刈りで、青色の登山用ザック。
毎日静岡:25日
・ 24日午後1時50分ごろ、宝永山(標高2693メートル)火口付近で遺体で発見。
・ 山岳救助隊と県警のヘリ1台が捜索を続けていた。
・ 宝永山火口から400メートル下った岩場に倒れていた。
・ 御殿場署では滑落したとみている。
富士を背に源氏蛍の小宇宙
※この方の情報を教えてください!
富士現れて万物露を輝かす
冬耕や蒼天の富士全かり
※この方の情報を教えてください!
よく吠えてこの寒犬の富士額
うすうすと容なす富士冬菜畑
夕富士のいろの寒さとなりにけり
ゆく秋の不二に雲なき日なりけり
かまくらの不二つまらなき二日かな
ゆく年の不二みよと也瑞泉寺
不二に雲かゝりて霜の消えにけり
ゆく春や客にみせたき不二みえず
夕みぞれいつもは不二のみゆるみち
桑畑へ不二の尾きゆる寒さかな
雲かぶる不二におどろく二月かな
はや梅雨の曇りの不二をかくしけり
日ざかりや不二をみせじと雲の波
初富士が車窓にありて誰も言はず
初空へ雲を放ちて富士現るる
冬濤ヘカーブを切れば富士のあり
寒濤に富士立ち上がる如くあり
ベランダの椅子に大きな富士の闇
夕富士を見つつ帰らん日は永き
初不二やいまに変らぬ駿河台
富士の山三宿り程はついて行き
三島女郎三国一の化粧水
動かざる富士道連れに二タ日ほど
水に木の葉も浮き島の富士颪
左富士しばらく首を矯(た)め直し
真ッ白な名歌を赤い人がよみ
田子の浦白きをほめる赤い人
赤人の歌白いのを百へ入れ
富士の歌山の辺りの人が読み
富士山を地引きにかける田子の浦
富士山の上を漕ぎ行く田子の浦
田子の浦船頭山の上を漕ぎ
凪の日は富士に網打つ田子の浦
沖釣りのいくらか富士に餌を取られ
瀬の早きことも三州一の川
墓水に富士一つづつ清見寺
富士もう薄く清見寺夕勤め
清見寺目馴れて低き富士の峯
御一生富士を間近に御上覧
富士と釣り合って大きな御器
隠密を富士のふもとで局いい
富士を見無くして力の落ちる旅
鎌倉を丸明きにして富士を狩り
勝れたる頭は富士に勢子を入れ
兄弟のほまれ三国一の場所
兄弟は富士を枕にするつもり
富士の裾貧乏神の社あり
人穴に猪武者を乗り込ませ
人穴も名所となって入りもせず
柱の九合目富士講の日掛箱
先達はきめゃうちゃうらいばかり云う
先達の棒を集めて宿をとり
路銀まで山割りにする富士道者
富士道者友を集める笠印
江戸の富士裾野は茄子の名所なり
駒込は一富士二鷹三茄子
駒込の富士は二三も一トところ
いい天気高田へ富士が二ッ見へ
富士山は穴八幡に遠からず
浅草の不二も裾野に升目あり
富士は白富士至るところの富士見坂
いまわれは遊ぶ鱶にて逆さ富士
赤富士や不二も不一も殴り書き
雪しげき言葉の富士も晩年なり
「戸田町の正月」
秩父颪と呼ぶ北風が、日がな一日吹きつのり、空気が澄みきってくる夕暮れどき、夕焼に染(にじ)んだ西の地平線にくっきりとした富士が雪を被て、うす桃色に遠望できるのが、わずかに正月らしい風景なのであろうか。しかし、その遠望の富士につづく枯色の荒川の堤防や、更にそのこちら側の畑には、元旦早々から麦踏みの人影が見え、思えば、富士の遠望に心を奪われているのは酔眼の僕ただひとりのようである。
黒富士を稲妻が刺す大地かな
富士登山うしろに迫る馬の息
夕富士の火屑となんぬ稲雀
初富士は枯木林をぬきん出たり
山荘の富士ざくらこそ見ほましく
避暑三日富士の笠雲雨か風か
「江戸名所図会」
高田富士山 稲荷の宮の後にあり 岩石を畳むて其容を模擬す 安永九年庚子に至り成就せしとなり この地に住める富士山の大先達藤四郎といへる者これを企てたりといふ 毎歳六月十五日より同十八日まて山を開きて参詣をゆるす 山下に浅間の宮を勧請してあり
「富士山」
仙客来遊雲外巓
神龍棲老洞中淵
雪如■素煙如柄
白扇倒懸東海天
※■(糸へんに丸)
※仙客来たり遊ぶ 雲外の巓
神龍棲み老ゆ 洞中の淵
雪はがんその如く 煙は柄の如し
白扇倒(さかしま)に懸かる 東海の天
初富士を眺めの句座をしつらへん
クレソンの葉混みはぐくむ富士の水
初富士の天つ袴として立てり
南部富士地吹雪寄する中に聳つ
稲刈に富士が一日ある日和
秋の燈を湖畔に配り富士暮るる
富士詣一度せしといふことの安堵かな
とある停車場富士の裾野で竹の秋
北に富士南に我家梅の花
初富士や双親草の庵にあり
初富士や草庵を出て十歩なる
撫子も草の庵も富士のもの
暗やみの中に富士あり羽蟻の夜
代馬は大きく津軽富士小さし
ひろびろと富士の裾野の西日かな
門飾吹きゆがめたる富士颪
富士詣一度せしといふ事の安堵かな
富士に在る花と思へば薊かな
おほらかに裾曳く富士や花芒
初髪や眉にほやかに富士額
夏富士や晩籟神を鎮しむる
芒野はしろがねに日は富士に落つ