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2007年04月21日

土岐善麿(土岐哀果)

たちまち正面より近づき近づく富士の雪の光の全體


「静岡県伊豆市立修善寺中学校 校歌」
○希望の空に 富士は高く
 学べば狩野川 岸ひろし
 天城よ近く 雲晴れたり
 輝く緑の 世界に立ちて
 新たに時代を 開くべし

※2番あるうちの1番
※土岐善麿作詞/信時潔作曲


「東京都足立区立千寿小学校 旧校歌」
○正しく踏み行く道のみなみ
 隅田の川の流れ豊かに
 北には深し放水路
 遥かに仰ぐ雲の彼方
 秩父あり 富士もそびゆ
 新たに学ぶ楽しさよ
 あヽ共に知る喜びよ

※土岐善麿作詞/信時潔作曲
 

「帝京高等学校 校歌」
○希望にかがやく 若葉の朝風
 仰げば富士あり 理想も高かれ
 真理を求めてゆく 野は広く
 石神井の流れの 清きに立ちて
 帝京われらの 相寄るところ
 社会の人たる ほこりに生きん

※2番あるうちの1番
※作詞土岐善麿/作曲信時潔


「東京電機大学中学校・高等学校 校歌(旧校歌)」
○都心の天地は高くひろく
 輝き集まる時代の文化
 科学と技術の上に立ちて
 真理を仰げば富士に雲なく
 勤労の道に希望あり

※作詞土岐善麿/作曲信時潔
※3番あるうちの1番。


「静岡県沼津市立第四小学校 校歌」
○霞に雪に そびえる富士
 あおげば深い 松の緑よ
 香貫の空は 高く晴れて
 桜はにおい もみじは照る
 ああ 第四 ここに学ぶ
 春秋(はるあき)我らは 楽しや

※2番あるうちうちの1番
※作詞土岐善麿/作曲信時潔


「東京都立日本橋高等学校 校歌」
○隅田の流は ゆたに満ちて
 かもめ舞い連れ 浪輝く
 望めば甍に 富士の氣高さ
 吾らがあぐる 正義の声は
 大地揺がし 擧りて高し

※3番のうちの2番
※作詞土岐善麿/作曲信時潔


「不平なく」の「�機廚茲�
めづらしく、げにめづらしく、あるきて、
三月の富士を見たり、
 日本橋のうへに。

2007年04月20日

岡山巌

太陽は没(い)りはてぬれば天(そら)いちめん逆光線のはてに富士あり

2007年04月19日

長岡雲海(長岡護美)

「登嶽五首」
海上風来散紫煙
羽人導我至崇巓
仙遊不必騎黄鶴
手把芙蓉嘯碧天

※海上 風来りて紫煙を散ず
※羽人 我を導きて崇巓(すうてん)に至る
※仙遊 必ずしも黄鶴(こうかく)に騎(の)らず
※手は芙蓉を把(と)り 碧天に嘯(うそぶ)く

風雲一擧宿仙壇
孰與鯤鵬九萬摶
欲渡銀河朝上帝
天雞破曉曉霜寒

※風雲一擧 仙壇に宿す
※鯤鵬(こんぽう)九萬の摶(たん)と孰(いず)れぞや
※銀河を渡りて上帝に朝(ちょう)さんと欲すれば
※天雞 曉を破り 曉霜寒し

五更獨歩逼天宮
絶頂振衣萬里風
六十餘州人未起
燭龍遙躍大瀛中

※五更 獨(ひとり)歩みて天宮に逼(せま)る
※絶頂 衣を振う 萬里の風
※六十餘州 人未だ起きず
※燭龍(しょくりゅう) 遙かに躍る 大瀛(たいえい)の中(うち)

萬丈芙蓉插九天
曉看海日到吟邊
仙童巳去雲初散
人在金鼇背上眠

※萬丈の芙蓉 九天に插(さしはさ)む
※曉(あかつき)に看る 海日の吟邊(ぎんべん)に到るを
※仙童已(すで)に去り 雲初めて散じ
※人は金鼇(きんごう)背上に在りて眠る

決眥東溟萬里潮
絶巓停杖立�懣�
蜻蜓洲上緒山伏
靺鞨國邊羣嶺朝

※眥(まなじり)を決す 東溟萬里の潮
※絶巓(ぜってん) 杖を停(とど)めて �懣爾卜�つ
※蜻蜓(せいてい)洲上 緒山伏(ふく)し
※靺鞨(まつかつ)國邊 羣嶺朝す

2007年04月18日

平福百穂

天地(あめつち)の極みしづけし富士の峯のなぞへこごしく雪照りにつつ

2007年04月17日

岡稻里

「早春」の「青潮」より
少女等(をとめら)がうつくしき指あつめたるそなたに遠く伊東富士見ゆ

2007年04月16日

吉野秀雄

此岡の梅よはや咲け真向ひに神さひそゝる富士の挿頭に

夏富士に消のこる雪はいたゝきの斑三すちと細りけらしも

麓雲なゝめに曳きて富士の嶺の重たく西に傾けり見ゆ

天の門に暁うこきいちはやく富士のしら雪朱を流せり

きさらぎの浅葱の空に白雪を天垂らしたり富士の高嶺は

御社(おやしろ)の華表(とりゐ)の前にふりさけて立春大吉富士は雲なし

富士が嶺は奇(くし)びの山か低山(ひきやま)の暮れ入る時を赤富士と燃ゆ

2007年04月15日

川田順

不二のねのふもと萱原はてもなしくわくこう鳴くと耳そはたてつ

雪の富士を眼前(まなかひ)にして家ありぬぶなの大木(おほき)の黄ばめる陰に

何もなしただ星空を黝(くろ)うせる大き斜面のおごそかなりや

富士を仰ぐ南おもての小座敷に部屋かへてあり湯をいで来れば

夕富士の尾根灰いろに靄(もや)ごもる大き景色の涙ぐましも

富士見ゆと君をまねきぬ梅折りにふと登りたる草山のうへ

おぼろ富士みまもる君がうるはしの瞳にうつる海の濃��


※以下、岳麓湖上十一首のうち5首

鮒つりてかへる湖べの眞萩原夕日の富士となりにけるかな

夢遠し神の御岳のふもと村みづうみ清きはつ秋にして

鍬すてて■(をさ)の手やめて皆あふげ神の御岳に虹あらはれぬ
※■(をさ):竹冠の下に「成」

秋風や神代の人の柩など沈めるあらむ山のみづうみ

笛ぶくろ君紐とかず湖の上に月夜の富士のただふくるかな