« 川田順 | メインページへ | 岡稻里 »
此岡の梅よはや咲け真向ひに神さひそゝる富士の挿頭に
夏富士に消のこる雪はいたゝきの斑三すちと細りけらしも
麓雲なゝめに曳きて富士の嶺の重たく西に傾けり見ゆ
天の門に暁うこきいちはやく富士のしら雪朱を流せり
きさらぎの浅葱の空に白雪を天垂らしたり富士の高嶺は
御社(おやしろ)の華表(とりゐ)の前にふりさけて立春大吉富士は雲なし
富士が嶺は奇(くし)びの山か低山(ひきやま)の暮れ入る時を赤富士と燃ゆ
投稿者: Owner 日時: 2007年04月16日 00:00 | この内容のURL