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富士はたゞ袴に着たる錦かな
「摺鉢伝」 備前の国にひとりの少女あり。あまざかるひなの生れながら、姿は名高き富士の俤に通ひて、片山里に朽はてん身をうき物にや思ひそみけん、
「鼻箴」 たとへ百年のつくも髪だに鼻ばかりは欠けもやらず、つぶれて用をかく事もなし。ひとり常盤の操を守りて時しらぬ山とも称すべけむ。
投稿者: Owner 日時: 2006年03月12日 23:15 | この内容のURL