橘南谿
「東西遊記」
山の姿峨々として嶮岨画のごとくなるは、越中立山の剣峯に勝れるものなし。立山は登ること十八里、彼の国の人は、富士よりも高しと云。然れども越中に入りて、初て立山を望むに、甚高きを覚えず、数日見て漸くに高きを知る。
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「東西遊記」
山の姿峨々として嶮岨画のごとくなるは、越中立山の剣峯に勝れるものなし。立山は登ること十八里、彼の国の人は、富士よりも高しと云。然れども越中に入りて、初て立山を望むに、甚高きを覚えず、数日見て漸くに高きを知る。