« 東京大学法理文学部第八年報 | メインページへ | 堀内ひろし »

橘南谿

「東西遊記」
山の姿峨々として嶮岨画のごとくなるは、越中立山の剣峯に勝れるものなし。立山は登ること十八里、彼の国の人は、富士よりも高しと云。然れども越中に入りて、初て立山を望むに、甚高きを覚えず、数日見て漸くに高きを知る。