異常な多湿
東京新聞:2006年5月2日
・ 無人化の富士山測候所
・ 昨年に続き今春も突出した多湿。
・ 平均湿度は3月、4月とも平年を大幅に上回った。
・ ヘリコプター取材では、観測装置周辺が分厚い氷雪に覆われている。
・ 外気の湿度を正しく観測していない可能性。
・ 平年の平均湿度は、3月56%、4月59%。
・ 今年は3月76%、4月79%。
・ 無人化を境に昨年から跳ね上がった。
・ 冬型の気圧配置でさえ高い湿度が長時間続く。
・ 観測装置周辺が、氷雪に分厚く覆われている。
・ 氷雪は、無人化前は職員が頻繁に取り除いていた。
・ 富士山測候所「何が起きているのか、ここでは分からない。観測装置は正常に稼働しており、故障はしていない」。
・ 庁内「周りを氷や雪に覆われて、きちんと外気に触れていないなど、観測環境が悪化しているのではないか」との指摘。
・ 森田正光さん「測器は壊れていなくても、それで何を測っているかが問題」
・ 「同じ環境で測る気温データの信頼性も疑われる」
・ 「“観測魂”にもとる話だ」
・ 「測候所の無人化や筑波山のアメダス廃止など、貴重な観測をどんどん切っていけば、いつか倒壊するのではないか」