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紺青の駿河の海に聳えたる 紫匂ふ冬晴れの富士
垂れこめし雲中腹に凝結し 忽ち白く抜けいづる富士
夕靄の伊豆を包みて海原も 富士も縹に冬の日暮れぬ
野も山も包み了りて春霞 包みあませる富士の白雪
厩にして富士ははるかに遠ざかり 機は一文字南の島
投稿者: Owner 日時: 2006年05月11日 21:32 | この内容のURL